昨日、惜しくも負けちゃいましたが
プロボクシング元WBC世界Sフライ級チャンピオン
川嶋勝重さんの話しなのですが、彼はサラリーマンを
辞めて20歳を過ぎてボクシングをはじめたそうです。
そして徳山昌守を1RでKOしてチャンピオンになったのですが、
ボクシング経験がある者の意見としてこれはありえないことなのです。
ケタ外れに努力したところで無理でしょう。
それが彼には何故出来たのか。
以前何かの記事で読んだ話しですが。
川嶋さんの通っていたジムに先輩の川嶋さんに熱心に
指導を仰ぐ後輩がいたそうです。
その後輩は高校2年でものすごく練習をしていて
大学に入ってもプロを目指すと言っていましたが、
川嶋さんが運転していた車のラジオから、
地下鉄が脱線して反対側の車両とぶつかり
死傷者が出たというニュースが聞こえてきました。
その死傷者の中に、その後輩の名前があったのです。
『そんなわけない』と思いジムに行ってみると、
報道陣がつめかけていたのです。
やはり後輩だったのです。
川嶋さんはこう語ってます。
「私の場合、辛さに負けそうになる時、
自分を支える原点になってるのが、その後輩なのです。
その彼の為にもという思いが、僕の中にはあるのです。
大事な試合の前には、彼の仏壇にお線香を上げさせてもらっています。
亡くなった人のことはしょうがないとはおもうのですが、
彼のご両親が凄く喜んでくれるのです。
『息子の分まで頑張ってくれ。
あなたはやれる人だからとことんやってほしい』と。
私の試合をいつもリングサイドで応援してくれるものですから、
お二人に喜んで頂くためにも、
頑張らなければという気持ちがあります。」
という記事を昨日思い出しました。
『自分の為に』では、限界があるんだと思います。
『あの人の喜ぶのを見たいから』そんな時ありえない事が
ありえる事になるのではないのでしょうか。
さぁ、私も皆さんに喜んで頂ける様に頑張りますよ。
昨日の試合は、ええ試合やったなぁ。
川嶋選手のやりきった表情がかっこよかったなぁ。
聞こえてるか『亀○親子』。
1 件のコメント:
ご無沙汰しております。
私もTVで試合を見ました。
ガッツさんの解説を聞いていると
「勝ったんか?」
と喜び勇みましたが残念でした。
ボクサーの「その後」がとても気になります。
「現役中」は誰かが勝つと誰かは必ず負けるのですが
「その後」はやりようによっては
みんながしっかりと楽しく毎日を過ごす所謂「勝者」になれるはずです。
そのお手伝いをさせていただきたいと切に思う今日この頃、岸トレーナーにはますますの期待を膨らましております。
また近々飲みましょう!それでは
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