「ナッハリト」というドイツ語が出てきたそうです。
そしてこの言葉にあたる日本語が無いことに気づき
そこで、情勢の情と、時報の報を組み合わせて
情報という言葉をつくったんだそうです。
そこにはきわめて人間的な意味がこめられてはいるんですね。
ところがそれから何十年もたってコンピューターが出てきた時に、
データを情報と訳してしまった人がいるわけで、
コンピューターの処理であるデータプロセシングを
情報処理としてしまったんですよ。
そこから情報のバブルが始まってしまった。
ネーミングとは怖いもので、
コンピューターの扱う無機質な記号的なデータを、
みな情報だと思い込み始めてしまった。
あれもこれもみんな「情報」という具合に。
その途端、世間は情報であふれ返り、
みな消化不良んを起こし始めた。
そして、それを回避しようと、
さらに新しい情報機器が生まれたというわけ。
いたちごっこですね、完全に。
ここを忘れている間は、この状況は続くよね、
無機質なデータを「情報」に変えるのは
人間だということを忘れている間は…。
ところで、誰が「情報」という言葉をつくったかって…?
ドイツ語、戦争論から連想出来る人…。
「森鴎外」なんですね、これが。
1 件のコメント:
昔、シーマン同じようなことを言ってた。
コメントを投稿